チャンバラ大好き~ 第2弾
徳川綱吉が発布した生類憐れみの政策(令)は何をもたらしたのか~?
当時の人々はお犬様に怯え苦しんでいた。
初めは犬だけだったものが、猫、鳥、ネズミ、カラス、トビなどの鳥類、果ては虫、亀、
の果てまで、人よりも他の生物が大事にされた。のはみなさんご承知の通り。
江戸府内に巣食う野良犬や野良猫には願っても無い”天国”の時代が来たのだ。
わんわんっと吠えりゃ~どこででも飯が食える。
道の真ん中を仲間や恋人と共に堂々と闊歩できる、人は皆避けて通るのだ。
もちろん道の真ん中で堂々と交尾することも出来る、人は見て見ない振りをする。
子供が出来りゃ~いいのさ。仲間も増える、餌とねぐらは一声で無尽蔵だ。
ウンチや小便もどこででもできる、シッシッと追っ払われることが無くなったのだ。
でも時々怖い思いをする、、、刀を持った人間が抜く真似をするのだ。
しかし、救いの神はいるものだ、わんわんっと吠えていると犬目付という人間が現れて追い払って
くれるのだ。犬たちの間ではこの犬目付は人間といえども、下へも置けない存在だったのだ。
ある時母親思いの青年が、長く病に伏せっている母親のために川で鯉を採って来た。
この時代、鯉の生き血は最高の滋養強壮剤だったのだ。
この青年はある貧乏旗本の3男坊で、部屋住みという境遇だった。養子先が無ければ一生この屋
敷で肩身の狭い思いをしなければならない。しかしそんな子ほど親思いだったりする。
しかし犬は鼻が利く物で、いい物を持ってるな~俺によこせとばかり、わんわん吠えながら着いてき
てしまった。 わんわんと吠えりゃ~犬目付が嗅ぎ付ける。
急いで屋敷に逃げ帰った旗本の3男坊は、ようやく門を閉め人心地着いたところで、、、
犬目付「ドンドンドンッ!犬目付である!お犬様が吠えておられる!何か不審の角有り!」
門番「いいえ、滅相も御座いません。」
犬目付「え~い埒が空かん、用人を出しませ~い!」
用人「はい、私が用人の桑木又衛門ですが、お犬様は何か御機嫌が悪いだけかと、、、」
犬目付「それはお犬様が決めることである。お犬様同行の上、屋敷内を詮議いたす所存。」
用人「それだけはご勘弁を(ペコ)」
犬目付「隠し立てするといかな旗本でも容赦は無い、お犬様を愚弄する気か~!(わんわんっ)」
用人「それではこれでご勘弁を、、チャリンw、、」
犬目付「話の解る用人、以後気を付ける用人、、、なんちゃって~^^」
と言ったかどうかは解らないが、この青年と旗本の当主は冷や汗者だったとこだろう。
ばれれば、改易、断絶が待っているのだから、、、
実際には町人が犬目付の的だったらしいが。
それだって袖の下次第であったことは言うまでも無い。 第2弾 お犬様 完